一般歯科
歯と詰め物・被せ物が密着していなかったり、時間が経つことで詰め物・被せ物が劣化したりして歯との間にすき間ができ、そこから細菌が入ってむし歯が再発してしまうことがあります。治療部位はむし歯になりやすかったわけですから、ケアが不十分だと再発リスクが高まります。
出血のあるところほど、優しくよく磨いて下さい。1週間ほどで出血は減ります。歯周病になっている可能性が高いので、歯科医院でしっかりとプラークコントロールを覚えましょう。
斜めに生えるなどして隣の歯にダメージを与える恐れがある場合や、むし歯になる可能性がある場合は抜くことをお勧めしています。しかし必ず抜かないといけないわけではなく、真っ直ぐに生えていて周囲の歯に影響がなさそうであれば様子を見ることもあります。
以下の場合は抜く必要があります。
- 重度の歯周病で骨の支えがなくなった歯
- むし歯が進んで歯の根の一部しか残っていない歯
- 外傷などで折れてしまった歯
- 骨折、腫瘍、のう胞などに関与している歯 など
詰め物・被せ物における違いとしては、自費の方が審美性に優れ、歯垢がつきにくいなど機能も高い傾向にあります。また型取りの段階から異なっているため、自費の方がより精密に仕上がります。保険でもベストを尽くしますが、上述のことからどうしてもベターになってしまう場合があります。
インプラント治療
1本だけ歯を失った場合、複数の歯を失った場合、まったく歯が残っていない場合、いずれに おいてもインプラントによる治療は可能です。ただし、下記のケースは注意が必要です。
- 重度の全身疾患のある方
- 他の歯根に感染症がある方、歯周病の方
- あごの骨の量が少ない方、骨粗鬆症の方
インプラントを埋め込む本数や、治療方針、義歯部分の作製にかかる費用など、症例によって異なりますので、歯科医師に事前に相談し、費用についても充分納得されてから治療を始めることが大切です。
衛生状態が良く保たれているインプラントは、数十年にわたって良好に機能することが期待できます。その一方、適切にケアをしていないと寿命が短くなったり、インプラントの歯周病(インプラント周囲炎)になったりするおそれがあります。
通常は2ヵ月です。インプラントの本数や埋め込む箇所、採用される治療方法によって差があります。
患者さまに合った治療計画を立て、その部位に適した材料で歯を作るので、簡単に壊れるようなことはありません。万が一壊れたとしても、作り直しは可能です。
可能です。歯が1本も残っていない患者さまには、上あご、下あごに各5、6本のインプラントを埋め込んで義歯を支えます。2~3本しか入れられない場合には、取り外し式の入れ歯も使って補います。