根管治療とは
根管治療とは、むし歯が進行して歯の神経まで達しているときに神経を取り除き、神経が入っている根管の中を掃除・消毒して炎症を抑える方法です。
根管治療が必要なケース
根管に炎症が起きた場合、再治療を検討することがあります
根管治療が必要なケースとしては、むし歯が神経に達しているときや、根管治療を行った際に汚れを完全に除去できず、根管に炎症が起きてしまったときが挙げられます。
再治療を行うかどうかはケースバイケースで、レントゲン写真で異常があっても機能に問題がなく、患者さまが治療を望まない場合は様子を見ることがあります。その一方、被せ物を新しくする際に根管をきれいにすることを勧める場合もあります。
いずれにしても、じっくりと患者さまと話し合い、方針を決めていきます。
こんな症状があったら注意が必要です
当院における根管治療の特徴
各種機器を使い、精密な治療を行っています
対象物を20倍まで拡大できるマイクロスコープ
当院では根管治療を行う際にマイクロスコープという機器を使用しています。マイクロスコープは見たいものを約20倍まで拡大できる機器です。根管は非常に細く、また複雑に枝葉に別れているため、この機器を使うことで治療の精度が高まります。
歯科医院におけるマイクロスコープの普及率は約5%を言われています。
細菌感染を防ぐためのラバーダム
根管治療を行う際には、唾液に含まれる細菌が歯の中に入らないようにすることが大切です。当院ではゴム製のシートであるラバーダムを使い、治療対象の歯以外を覆うことで、感染防止を図っています。
早くきれいに汚れを除去するニッケルチタン
ニッケルチタンは、手動よりも早くきれいに汚れを除去できる機器です。手作業だけでは取り除けないものもニッケルチタンを使うことで除去できるため、歯を残せる可能性が高くなります。
難しい症例における当院の対応
専門の医療機関をご紹介しています
当院は先ほど述べたように、できる限り精密な根管治療を行いたいと考えていますが、厳密に言えば専門ではありません。
難しい症例の場合、より高度な技術が必要な場合は専門の医療機関をご紹介していますので、患者さまが良い治療を受けるための橋渡し役にもなれると考えています。